Autodesk Fusion ホワイトペーパー|CAD + CAM 統合型 ソフトウェアの利点

CAD + CAM統合型 ソフトウェアの利点 ~クラウドベースの CAD/CAM統合ソフトウェア Fusionのメリット~
コンピューター支援設計(CAD)およびコンピューター支援製造(CAM)は、製造業のエンジニアにとって 必要不可欠なものとなってきています。両者は別々の発展を遂げてきましたが、双方 CAD データを使用する点 では共通しています。双方が使いやすいソフトウェアを使用し、もし部門間で同一のソフトウェアを使用する
ことができたら、かつてないほどに共同作業がスムーズになるのではないでしょうか。例えば、CAM 環境で CAD ファイルのダウンロードや転送を行ったり、CAD ファイルを再度開いたりすることはエラーが発生しやすく、 大変な作業になっています。2 つの異なるソフトウェアが適切に連携しなかったり、ファイルが大きすぎて 転送に時間がかかったりすることが原因の一つになっているのです。 またこの統合型ソフトウェアがクラウドベースであれば、さらにメリットがもたらされます。ファイル管理や
共同作業など、設計・製造のプロセスをより合理化することができるのです。
すべてのツールが 1 ヵ所に集約されたクラウドベースの統合ソフトウェア Autodesk Fusion には、数え切れない ほどのメリットがあります。この記事では、CAD/CAM 統合ソフトウェアを選ぶべき理由をいくつかご紹介して いきます。
CAD/CAM 統合ソフトウェアとは まず最初に CAD と CAM について簡単にご紹介します。CAD ソフトウェアは、 主に設計者がコンセプト作成や機械設計など、2D・3D モデルの作成する ためのアプリケーションです。設計者は CAD を使用して、機械や部品などの モデルや図面、寸法などのデータ、ドキュメントなどを作成・構築したり、
実際の機能や耐性をシミュレートすることもできます。CAM で使用する モデルデータを作成・共有するもとのデータを作成します。
CAM ソフトウェアは、製造プロセスを自動化するためのツールです。3D プリントやコンピューター数値制御(CNC)加工などの自動化された製造 プロセスに必要なプログラムを作成します。CAD で作成したモデルから ツールパスを生成し、3D プリンターや CNC 加工機で使用します。
CAD/CAM 統合ソフトウェアは、この 2 つのツールを 1 つのソフトウェア 環境に統合したものです。これまで CAD と CAM は各々の専門分野を 突き詰める別のアプリケーションとして発展してきました。
CAD/CAM 統合ソフトウェアを 使用するメリット
1. データ変換やファイル転送の問題を解消 2. 運用コストを削減 3. ワークフローを合理化 4. チームでのレベルアップ 5. クラウドによって更なるメリットを
1.データ変換やファイル転送の 問題を解消
CAD / CAM 統合ソフトウェアを使用すれば、STEP や IGES などの中間ファイル 形式に変換する必要も、高価なデータ変換ソフトを購入する必要もありません。
同じ設計システムで共同作業を進めるため、変換プロセス中にデータを損失したり
破損したりする心配もありません。他のシステムとやり取りするためにダイレクト
トランスレーターなどを使用し、CAD システムのアップデートに遅延が生じる ことがよくあります。これは、CAD のファイル形式の変更内容に従ってダイレクト トランスレーターがアップデートされるまでに時間を擁することが原因ですが、
統合ソフトウェアではそういった問題は起こりません。
加えて、クラウドベースの統合ソフトウェアを使用することで、大規模なデータ ファイルのダウンロード / アップロードや転送という手間も不要になります。単一 のユーザー インターフェイス上で、CAD 作業環境から CAM 作業環境へ表示を 変更するだけなので、別のソフトウェアを開く必要もなく、3D 設計から一連の ツールパスや指示ワークフローへとそのまま作業を進めることができます。
2.運用コストを削減
CAD / CAM 間でのデータ変換や特別な共有方法が不要になるということは、 今まで変換や共有にあてていた時間やコストを削減できるということになります。
モデルを修正したり、クランプや治具を作成したり、製造前のモデルに対して
追加修正や補足データを作成することも、統合ソフトウェアではスムーズに
プロセスを進めることができます。2D 図面を提出しなければいけない場合でも、 3Dモデルが基準となる Fusion であれば簡単に出力することができます。 また Fusion は、ニーズに合わせてカスタマイズできるオールインワンの CAD/CAM/CAE/PCB 統合型ソフトウェアでもあります。CAD 機能では直感的な 操作でいままで 3D CAD を使用していなかった方から、他社の 3D CAD を活用 されている方まで、多くの方々にご利用いただけ、CAM 機能では 2.5 軸、3 軸、 同時 5 軸まで網羅し、CNC カッター パスのシミュレーションを行い、クランプ や治具、バイスを考慮しつつ、運転時に衝突が起きないか検証する機能もあります。
さまざまなサブスクリプション プランからニーズに最適なものを選択することが できるので、運用コストを最適化する際にも大きく貢献することができます。
3.ワークフローを合理化 CAD と CAM が分断された直線的で一方通行なワークフローでは、スピーディーで 効率的な共同作業プロセスにはついていくことができません。CAD/CAM 統合ソフト ウェアを利用すれば、単一のデータソースでいつでも CAD と CAM を行き来する ことができ、理想的な双方向のワークフローが実現します。設計者同市で同じプロ
ジェクトを共有しながら作業を進め、改訂し、パラメータを編集し、リアルタイムに
変更の情報共有が行えます。ローカルに保存されたファイルを上書きする心配も
なく、簡単に共同作業できます。
4.チームでのレベルアップ 統合型ソフトウェアによってデータの共有や共同作業が進みだすと、よりチーム
としての推進力が増してきます。共通の言語で話せるようになるので、製造の可能性
を考慮した設計が可能となり、設計段階や製造段階で生じる可能性のあるリスク
要因を初期段階で特定し、解消できるようになります。
また Fusion は、さまざまなスキル レベルの方々に向けた、充実したチュートリアル ライブラリやその他の学習モジュールが用意されています。トレーニングやスキル
アップの均一化を図ることもでき、一貫したチームでのレベルアップに役立ちます。
5.クラウドによって更なるメリットを これまでに CAD / CAM 統合ソフトウェアのメリットを述べてきましたが、それに 加えてクラウドを活用することで、データ共有のメリットは更に強化されます。データ
のバージョン管理が自動的に行われ、新バージョンに関する通知とともに更新データ
を表示することも可能です。
またライセンスの管理もクラウドから行われ、PC に紐づくわけではないので、 作業場所に縛られることもありません。快適な自宅からリアルタイムでデジタル
プロジェクトに取り組むことができ、必要なときにいつでも、会社および自宅または
スマートフォンなどのモバイルデバイスからも自身の CAD/CAM プロジェクトに リモートアクセスできます。
このように、CAD / CAM 統合ソフトウェアには、統合されていないアプローチにはない 数多くのメリットがあります。そこにクラウドを組み合わせれば、CAD/CAM 統合 ソフトウェアのメリットはさらに拡大します。ものづくりのデジタル化を推進する際
には、ソフトウェアや部門間でのサイロ化に注意を払い、データを一元管理を意識
した変換を推し進めることを提案させていただきます。
まずは Fusion の無償体験版をダウンロードして、シームレスな CAD/CAM 統合 ソフトウェアを体験してください。