AutoCADブログ「今週のヒント」シリーズでは、英語版AutoCADブログで好評だったヒント集を日本語でお届けします。
毎週、実務で役立つ新しい技術やコツを学び、あなたのAutoCADスキルをさらに向上させましょう!
This post is also available in: English (英語).

AutoCAD 2000 で STB(名前の付いた印刷スタイル) が導入されて以来、AutoCAD ユーザには 2 つのタイプが存在しています。STB を使うユーザか、CTB(色従属印刷スタイル)を使うユーザかのどちらかです。
今回の記事では、どちらが優れているかを議論するのではありません。AutoCAD の STB と CTB、この 2 つがぶつかったときにどうすればよいかをご紹介します。
STB から CTB、CTB から STB への変換
現在のように共同作業が一般的な環境では、いずれこの状況に遭遇するでしょう。
社内標準では CTB を使用しているのに、誰かから STB を使用した DWG ファイルが送られてくる…あるいはその逆です。ワークフロー上の理由が何であれ、もう一方の形式に変換する必要があります。
そこで使用するのが、コマンド ラインからのみ実行できる CONVERTPSTYLES[印刷スタイル変換]コマンドです。このコマンドを使用すると、どちらの印刷スタイル方式からでももう一方へ変換できます。ただし、変換する方向によっては 2 段階の操作が必要になります。
コマンドを実行したときに最初に表示されるダイアログ ボックスに注目してください。
色従属印刷スタイルを使用している図面の場合、これから何が行われるかを知らせるメッセージが表示され、既存の CTB のいずれかを STB に変換するよう案内されます。変換先として使用できる STB がない場合は、まずコマンド ラインから CONVERTCTB[CTB 変換]コマンドを実行します。
CTB から STB への変換
操作はシンプルです。
CONVERTCTB[CTB 変換] を実行し、使用する CTB ファイル(おそらく社内標準のもの)を選択して、変換後のファイルの保存先を指定します。通常は、既存の CTB ファイルと同じフォルダでよいでしょう。
変換が完了すると、以下の画像のような情報ダイアログ ボックスが表示されます。
CTB を STB に変換したら、再び CONVERTPSTYLES[印刷スタイル変換] を実行します。
今度は適切な STB が用意されているので、最初のダイアログ ボックスを閉じ、求められたら STB を選択して[開く]をクリックします。
これで完了です。AutoCAD のコマンド ラインに、変換が正常に完了したことを知らせるメッセージが表示されます。
STB から CTB への変換
反対方向で、 STB を使用しているファイルを CTB に変換する必要がありますか?
こちらはさらに簡単です。新しくファイルを作成する必要はありません。
この場合、最初に表示される警告ダイアログ ボックスには、図面内の名前の付いた印刷スタイルがすべて削除されることが示されます。
[OK]をクリックすれば完了です。
こちらも、コマンド ラインに変換が完了したことを知らせるメッセージが表示されます。
CTB と STB、2 つの印刷スタイルをうまく使い分ける
自分が普段使用している形式とは違う図面ファイルを受け取っても、慌てる必要はありません。
簡単に変換できるので、CTB を使うユーザも STB を使うユーザも、お互いの図面を扱うことができます。
今週のヒント集は以上です。
今回ご紹介した内容も、日々の AutoCAD 作業をよりスムーズに進めるための参考として、ぜひご活用ください。
