オブジェクト スナップと併せて、トラッキング[AutoTrack]も普段使用する機能かと思います。AutoTrack には、2 つのトラッキング方法、オブジェクト スナップ トラッキング・極トラッキング があります。ON/OFF切替それぞれの切替方法は以下になります。オブジェクト スナップ トラッキングは、オブジェクト スナップとともにONにしたとき機能します。また極トラッキングと直行モードを、同時にオンにすることはできません。極トラッキングと直行モードどちらかを選択することになりますが、どちらかがオンの状態で、逆の動きにしたいときは、[Shift]を押し続けるとその間は逆の動きになります。位置合わせパスの表示の変更点を取得した後、補助線のような線が表示されるかと思います。この線のことを位置合わせパスと呼びます。既定では、位置合わせパスは作図ウィンドウの端まで延びます。操作に慣れてきてこのパスを短くしたり、表示させたくないと思ったときには設定の変更をおすすめします。[オプション]の[作図補助]タブの[AutoTrack の設定]で変更が可能です。[極トラッキング ベクトルを表示]チェックを外すと、極トラッキング パスが非表示になります。[フルスクリーン トラッキング ベクトルを表示]チェックを外すと、位置合わせパスが、オブジェクト スナップ点からカーソルまでのみ位置合わせパスが表示されます。[AutoTrack ツールチップを表示]チェックを外すと、ツールチップが表示されません。PolarSnap(極スナップ)PolarSnap は、2 番目以降の点を指定するときに、直前に指定した点から決まった角度で決まった距離の点を指定したいときに使用します。この機能は引出線を作図するときにおすすめです。引出線の角度が揃っていると見栄えが良いかと思います。さらに長さも揃えたいときは、極トラッキングとPolarSnapを組み合わせて使用すると効率よく作図出来ます。まず極スナップの設定を行います。つぎに極トラッキングの設定を行います。極スナップ、極トラッキングの設定がオンになっていることを確認して作図頻繁に使う機能だからこそ、ちょっとした機能をプラスすることにより作業効率はかなりアップするかと思います。自分好みにカスタマイズして作業効率向上に役立てて下さい。 著者についてAUG-JPはAutodesk製品のユーザーで構成された独立したコミュニティです。 ユーザ同士の助け合いの場として、ウェブサイト、コミュニティ(SNS)などを運営しています。 多くの企業様にご協力を頂きながら全国各地でユーザ参加型の「学びと交流」を目的としたイベント 「AUG-JP WorkShop」を開催したり勉強会をサポートしています。Twitterでフォローする ウェブサイトを見る このライターによる他のコンテンツ