このトピックではAUG-JPのWorkShopで行われている、O-1グランプリの問題の幾つかと解答例を数回に渡ってご紹介しています。第4回である今回は、前回出題した問題②の解答例を説明したいと思います。

 

出題意図と解答例


この問題の出題意図ですが、寸法の条件が限られていて直接作図する寸法が分からなくとも、先ずは仮の寸法で作図して最後に調整すれば良いという事をご紹介したかった問題です。

 

文章では良く分からないと思うので、早速、解答例を説明しましょう。ここでは3つの並んだ円の半径が幾つか?分からないと仮定して作図をスタートします。


  1. Circle(円)コマンドにて半径250mmの円を作成する。
  2. Copy(複写)コマンドにて、円の四半円点を基準に、円を2つコピーして並んだ3つの円を作図します。
  3.  Scale(尺度変更)コマンドにて、3つの円を結んだ距離を1200mmに変更します。
  4. 対象オブジェクトは3つの円を選択します。
  5. 基点を求められるので、左の円の中心を選択します。
  6. 続いて尺度とオプションを求められるので、参照オプションのRを入力します。
  7. 参照距離に左側の円の中心と右側の円を指定します。
  8. 新しい距離を求められるので、1200と入力します。
  9. これによって3つの円を結ぶ距離が1200mmとなり、同時に円の尺度も調整されました。
  10.  最後にRotate(回転)コマンドにて、3つの円を選択し、25度回転させます。

 

以上が私の想定した作図方法です。

問題が1200mmというキリの良い寸法でしたので、出題編で紹介した参加者の方の作図方法でも簡単に作図できましたが、寸法が小数点を含むなど、もっと細かいような場合には、この様な作図方法が有効ではないでしょうか?

 

また、第3回の作図例の様に3つの距離の角度直線を先に作画してDivide(分割)コマンドで線分を4分割して作図する方法もありますね。

皆さんももっと効率の良い作図方法は無いか、AutoCADを使って考えて見て下さい。

 

次回は問題③として、2019年のWorkShopで好評だった問題をご紹介します。


著者について

AUG-JPはAutodesk製品のユーザーで構成された独立したコミュニティです。 ユーザ同士の助け合いの場として、ウェブサイト、コミュニティ(SNS)などを運営しています。 多くの企業様にご協力を頂きながら全国各地でユーザ参加型の「学びと交流」を目的としたイベント 「AUG-JP WorkShop」を開催したり勉強会をサポートしています。


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